今年も平和への思いを新たにする「暑い夏」がやってきました。
横浜建設一般労働組合は毎年、全支部と主婦会、青年部から代表が「原水爆禁止世界大会」に参加しています。
今年は、長崎大会。神奈川支部は代表として、菊池書記次長が参加しました。
8月7、8、9の3日間、さまざまな体験をし、その熱い想いを語りました。(撮影 松本
啓)
(瀧川 恒夫)
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「微力だけど大きな力に変えていく」 脱原発を訴え続ける |
今回、原水禁大会に初めて参加し、いろいろな経験をさせてもらいました。この長崎大会に送り出していただいた皆様に心より感謝いたします。
被爆地である長崎に行き、原爆資料館で爆心地の写真を見たとき、そこは見渡す限りの焼け野原で、これまでここに街があって人々が生活していたんだという現実とは全く一変する場所になっていて、今では想像できない悲惨な現実があったんだということを肌で感じました。
原子爆弾を落とされた広島、長崎の被爆地とこの東北大震災でおきた津波、原発被害の跡形もない状況が、私の頭のなかで重ね合わされました。
世界大会会場では、原発問題を中心に福島の人の生の声を聞き、大会の分散会でも原発を持っている県の思いを知り、いろいろな知識を勉強してきました。
そして、思ったことは、自分たちの子どもたちに「近寄れないような危険な物、処理できないような物」を残すべきではない、という思いです。
また、「微力だけどゼロではない」という言葉が発言のなかにありました。この言葉を聞き、私たち一人ひとりが脱原発を訴え続けることで、みんなが力を合わせて「微力だけど大きな力に変えていく」ということが私たちの大切な役目だと思っています。
(神奈川支部 菊池
功26分会長)